入門上級編2 (予防医学 栄養のこと3)

人のエネルギー転換の回路は、糖質をエネルギーとして燃やす回路と脂をエネルギーとして燃やす回路があります。

ハイブリッドエンジンと考えてください。

 

糖質のエネルギー転換は、燃費が悪く、脂質のエネルギー転換は非常に効率的にできています。さらに糖質を燃やすためにはビタミンやミネラルを大量に必要とし、直ぐになくなってしまいます。

糖質が入らないときは、何を燃やしているのかといえば、脂質を燃やします。遭難しても、絶食をしても生きていられるのは体内にある脂質を燃焼しているからなのです。

 

脂質は現代栄養学では、悪者にされてきた感がありますが、脂質が多いと甘いものを食べなくてもお腹がもちますし、たんぱく質、脂質が身体に満ちて来ると、元気になり、炭水化物、得に糖質をそれほど取らなくてもよくなります。

 

甘いものがやめられないという方は、燃費の悪い糖質のエネルギー転換を主に使っているので、糖質が切れると直ぐに食べたくなるんですね。糖質は身体の屋台骨にはなりにくく、常に補給したくなります。糖質を控えつつたんぱく質、脂質を増やしていくことで身体の修復力もでてきて、栄養も吸収でき無駄使いもしない、エネルギー転換になっていきます。

 

糖質を控え、野菜ばかり食べていたら良いからだにはならないですし、エネルギーがなくなってしまいます。

糖質を控えたらその分たんぱく質、脂質を増やしていくべきなのです。